滋賀・美味一献〈酒肴の御紹介〉

地酒は郷土料理と

鮒鮨海に面していない滋賀県では淡水の魚介類がよく食べられています。
代表的な郷土料理といえば、やはり「ふなずし」。
スーパーでも普通に売られています。
湖や川で獲れた魚とご飯を発酵させるなれ寿司は、
祭りや正月などハレの食べものであるだけでなく、
乳酸菌などが豊富で骨まで丸ごと食べられる健康食品でもあります。
そして、えび豆や鯉の筒煮などとお互いの味を引き立てあうのは、
まさに滋賀の地酒です。

[滋賀の日本酒を愛する酔醸会 編 近江の酒蔵(2005年発行)より引用]

家鴨あひる(いえかも・あひる)

滋賀の日本酒を飲んで日本酒のトリコに。毎晩、お酒の研究中。
著書に『近江の酒造ーうまい地酒と小さな旅ー滋賀の日本酒を愛する酔醸会編』がある。
ブログ「滋賀の日本酒大好き!」も必見。

鮒の子まぶし

鮒の子まぶし

鮒のお刺身に卵をゆでてまぶしたもの。滋賀の春祭りにはかかせないハレの日のお料理です。
味わいのしっかりしたお酒をお燗にし、口中を温めてからいただくとお刺身のデリケートな旨みがいっそうよく楽しめます。

鮒寿しのともあえ

鮒寿しのともあえ

鮒寿しの身を刻み、いっしょに発酵させた「飯(いい)」とあえ、薬味に小口ネギを載せたもの。
独特の旨味と塩味、そして酸味が混然一体となった風味は左党を虜にし、一本また一本とお銚子が空になっていきます。

小鮎の天麩羅

小鮎の天麩羅

琵琶湖の鮎は成魚となっても体長が大きくならず「小鮎」とよばれています。
春先の体長7センチ前後のものをカラッと揚げ、塩で食べると香ばしさが口中にひろがります。辛口のキリッとした冷酒といかがでしょうか。

子持ち鮒の煮付け

子持ち鮒の煮付け

子持ちの鮒を甘辛く煮付け、山椒を添えたもの。
やや熟成気味の味わいのしっかりした純米酒の燗がベストマッチ。

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