滋賀で一番美味しい市販酒が決まるイベント、滋賀県酒造組合全蔵のお酒を集め、審査をするのは専門研究者ではなく一般愛好者…本邦初の試みとして開催されてからこのきき酒会は今年で12年目を迎えます。
日本酒は我が湖国の食生活とも関わりの深い伝統的飲料で、近年は和食の無形文化遺産登録、若年層からの人気に後押しされ非常に注目されています。
しかしながら、「日本酒はまだまだわかりにくい」ラベルに記載されている情報が少なすぎて、消費者は何を拠り所に選んだらよいのかわからないという声を聞きます。また一言で「日本酒」といっても品質はさまざまです。
このきき酒は難しいことは抜きにして、単純においしいと思ったものに良い点数をつけます。ですからこの会での上位好感度酒は市場環境でも一定の評価を得られる酒、「おいしい酒」と言っても過言ではありません。出品している蔵元も全国新酒鑑評会のときとは別の意味でヒヤヒヤ、ドキドキさせられます。
みんなで選ぶ滋賀の地酒会ならびに一般公開が、皆さまの日本酒の購買基準の一助となりましたら幸いです。
滋賀地酒の祭典実行委員会